化学メーカーの交替勤務で運転員をしている私が仕事内容を紹介する

高校を卒業してからずっと化学工場で働いており、気づけば10年以上経っていました。

正直、私の工場勤務のイメージって

ライン作業でずっと何かを組み立ててる
or
モニターでずっと何かを監視している

だったのですが、

これがもう全然違いました。ごめん

化学工場の業務は専門用語も多く、友達とかに仕事内容を説明するのがちょっと面倒なぐらい色々な仕事をしています。

この記事では

”化学メーカーの運転員(交替勤務)の仕事が気になっているんだけど、どんな仕事なのかいまいちピンとこない。”

そんな方に向けて現役で運転員をしている私がどんな内容の仕事をしているのかざっくり紹介しちゃいます!

目次

そもそも化学工場ってどんな所?

仕事内容の紹介に入る前に…

私が紹介しようとしている化学工場とは下の写真のようなイメージです。↓

工場夜景とか流行りましたが、まさにそんな場所ですね!

はじめこそ綺麗だな~とか思いましたが今では何にも思いません。ええ。

そしてこの場所こそ俗にいう「プラント」というやつです。

化学製品を製造するなら化学プラント

石油製品を製造するなら石油プラントといったりします。

ですから運転員のことを”プラントオペレーター”といったりしますね!

配管がぐにゃぐにゃしてて、色んな塔や機械がいっぱいあって…

そんな場所で私たち運転員は昼夜を問わず働いています。

化学メーカー運転員(交替勤務)の普段の仕事

というわけで化学プラントの運転員(交替勤務)の仕事を紹介していきます!

プラントは様々ありますが基本的にはこのような業務です。

①現場巡視・データ採取

なんといっても基本は現場巡視。

プラントのことを”現場”というのですが、現場に異常がないか点検します。

  • 普段と違う音はしていないか
  • 普段と違う臭いはないか
  • 機器が異常な熱をもっていないか
  • メーターの値は正常か
  • 配管から液体が洩れていないか

こんな感じで五感を使って見回るのです。

あと、現場でしかわからないようなデータがあればデータシートに記入して傾向を監視したりもします。

不具合を早期に発見できるほど対応を考える時間も増えますし、プラントの緊急停止を防げる可能性も上がります。

つまり被害を最小限にすることができるのです!

プラントは生産がSTOPしてしまうと基本的には大損。

現場マンとして基本の仕事ではありますが、一番重要な仕事でもあるのが現場巡視なのです。

②DCS監視

実はプラントの仕事は現場だけではありません!

室内での仕事もあるのです。

DCSという制御システムがあるのですが、それを使ってプラントの運転状況をチェックします。

DCSって何ぞやって感じだと思いますが、とりあえずはパソコンをイメージすればOK!

職場にもよりますがDCSのことパネルやボードといったりもします。

DCSモニターには

  • 流量
  • レベル(液面の高さ)
  • 圧力
  • 温度

など様々な情報が表示されています。

それらの値やトレンド(株価のチャートみたいなやつ)をチェックして、プラントが正常に運転しているか、異常がないか監視します。

トレンドチェックは室内で行う現場巡視みたいなもので、こちらも重要な仕事です。

③不具合対応

現場巡視やDCSをチェックして不具合があれば対応します。

フランジやねじ込み部が緩んでおり、増し締めすればOKなような不具合もあれば

一時的に装置を止めなければいけないような不具合もあります。

「なんか運転がおかしいけど、どこが不具合かわからん!」みたいな時もあります…

不具合の対応力、不具合を特定する力もプラントオペレーターの大事な能力の1つ!

④運転条件調整

プラントはやみくもに運転しているのではなく、生産計画に沿って運転しています。

お客さんの需要に合わせて生産量を調整したり、さまざまな製品を作れるプラントは品種切替といった条件変更が発生します。

石油プラントなんかは原材料である原油タンクが切り替わるたびに組成が乱れプラントが変動したりするので、それを落ちつけたり…

運転調整は現場よりもDCSで調整するほうが多いのですが、

変動を最小限に抑えたり、ズバッと目的の品質に合わせたりなどパネル担当の腕の見せ所でもあります!

⑤定期作業

不具合がなくて条件変更もなければ何もしなくてもいいのかというとそんなことはありません。

だいたい定期作業というスケジュールで決められた作業があります。

例えば

  • ポンプを健全性確認のために切り替える
  • よく詰まるフィルターを運転に影響しないうちに清掃
  • 緊急時にしか作動しない自動弁がちゃんと動くかチェックする

などプラントの特色によって様々です!

⑥工事対応

自分たちの手で負えないような不具合は業者に依頼して直してもらいます。

その業者の方々が安全に作業できるように準備をするのも運転員の仕事です。

例えば

  • 回転機の工事中に間違っても回転機が起動しないように電源を切る
  • 配管をバラす際に危ない薬品等を被液しないように内部を洗浄する
  • 工事中に液が絶対に来ないように仕切り板を入れる

などなど、工事内容によって対応は様々あります。

⑦検討・改善業務

プラントオペレーターは装置の運転をしつつ検討・改善業務を行ったりもします。

何を検討・改善するかというと

  • もっと楽に作業できないか
  • もっと安く製品を作れないか
  • もっと品質を良くできないか
  • 手間のかかる作業や調整を自動化できないか

課内で解決できるものもあれば、他部門や他社の力を借りなければならないものもあり様々です。

日々の運転業務や定期作業は経験を積めばある程度はできるようになるかもしれませんが、検討業務はチャレンジしなければできるようにはなりません。

頭は使うし、現場作業が忙しいと思ったように進められないしで結構しんどい仕事なのですが、プラントの理解を深めるには大切なことだと考えています。

色々やります。化学メーカーの運転員(交替勤務)。

この他にも書ききれない業務がたくさんありますが、ざっくり紹介すると化学プラントの運転員(交替勤務)はこのような仕事を普段しています。

装置が勝手に製品を作ってくれるからそれを見てるだけ…と思いきや実はちょこちょこ動き回っている私たち。

この記事を読んでプラントオペレーターという仕事へ少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです!

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