冷一こと第一種冷凍機械責任者に合格したので、おすすめのテキストや勉強方法について紹介します!
まず受験してみての感想は、計算問題は慣れれば意外と大丈夫だけど、冷凍機ならではの内部機器がイメージできなくて苦戦する!
そんな資格でした!
この記事ではこれから受験する人の参考になればと思い、
- この資格の難しいポイント
- おすすめテキスト
- おすすめ勉強法
について紹介します!
ちなみに…第一種冷凍機械に合格した私のスペック
ちなみに私のスペックを紹介しておくと、
・工業高校卒業
・化学プラントのオペレーター
・冷凍二種、三種は持ってない
・危険物甲種、高圧ガス乙種化学などは持ってる
このような感じです。
自分が運転しているプラントに冷凍機はありますが、モジュール機器のためスイッチを押せば勝手に制御してくれるので中身までは詳しくありません。
ただし、工業系の資格は何個か持っているので、資格試験自体にはそんなに抵抗はありません。
そのような状態で試験に臨みました!
第一種冷凍機械責任者はどんな資格?
第一種冷凍機械責任者は簡単にいうと低温を作る機械の責任者ですね!
第三種、第二種とありますが、第一種はそのなかでも最上級の資格となります。
細かい職務の範囲とかは省略しまして、試験科目としては
- 法令(マークシート)
- 保安管理(マークシート)
- 学識(記述式)
の三科目!
それぞれの科目で60%以上の正答率で合格となります。
科目合格はないため、落ちたら来年度にまた全科目受験する必要があります。
高圧ガス系の資格ですが、難易度としては
高圧ガス甲種化学>高圧ガス甲種機械>第一種冷凍機械>高圧ガス乙種化学
といった感じでしょうか!
範囲が冷凍機だけなので、高圧ガス甲種化学・機械よりは易しいです!
第一種冷凍機械の勉強にオススメのテキストは?
まずオススメのテキストですが間違いなくこれです。
図をかいてサクサク解けるシリーズ!
私は冷凍二種も三種も持っておらず冷凍機については素人同然でしたが、このテキストで学識は充分戦えます!
一冷の講習にいくと冷凍サイクルわかってる前提で説明が始まるんですが、このテキストはど素人からでもわかるようになっており、さらに!そこから一冷の問題が解けるまでレベルを上げてくれます!すごい!
あとは過去問は必須です。
あとお金に余裕がある方は上級冷凍受験テキストもあるといいでしょう。
このテキストのamazonリンクが下にありますが、これに関しては日本冷凍空調協会のホームページで最新版を買うことをオススメします。
第一種冷凍機械の勉強期間
第一種冷凍機械の試験は11月なのですが、私のような冷凍サイクルも知らないレベルの初学者は、最低でも6月から勉強を始めるのが良いと思います。
つまり最低5か月です!
あとは自分が日々どれだけ勉強に時間を割けるか相談して、期間を延ばすなり短くするなり調整しましょう。
勉強順番は私が後輩に教えるとしたら
- 6月~7月…学識(テキスト)
- 8月…保安管理(過去問)
- 9月…法令(過去問)
- 10月…総仕上げ(過去問)
こんな感じでいきます!
第一種冷凍機械の勉強方法
それでは私がどのように勉強したかを紹介します!
学識
学識の計算問題はこれでOKです
学識は例年5問出題されます。(下記参照)
- 二段圧縮一段膨張or二段圧縮二段膨張
- バイパスor熱交換器
- 熱透過率
- 冷媒について
- 圧力容器の強度
問4の冷媒について以外は計算問題なので、このテキストだけで80%は勉強できます。
このテキストを最初から最後まで、期限を決めてやりきりましょう!
練習問題も豊富なので、このテキストが終わるころには過去問の学識も解ける力が備わっていることでしょう。
また、エコランドさんというホームページに大量の過去問が掲載されています!
最後の仕上げにもってこいかもしれません!
保安管理
実はプラントのオペレーターである私にとって一番厄介だったのがこの科目です。
なぜならプラントにある冷凍機はスイッチを押せば勝手に動いて、不具合もほぼ発生しないため、内部に詳しくなる機会があまりないからです…!
ですから冷凍機ならではの機器について問われてもイメージができないんですよね!
感温筒とか初耳だわ!ってなります。
冷凍機の整備をする方々なら簡単なのかもしれませんが、そうでない私は
- 過去問をひたすら解く
- 間違った問題に関係する機器について上級冷凍受験テキストで勉強
これをひたすら繰り返しました。
はじめは上級冷凍受験テキストなしで頑張っていたのですが、やっぱり図がないとイメージができなかったため購入しました。
最近であればyoutubeなどで説明してくれている動画もあるのでお金を掛けたくない方はそれでもいいと思います!
法令
法令はひたすら過去問です。
5年分を3回ぐらい繰り返せば充分合格できると思います。
講習を利用するのは大いに有りだと思います。
高圧ガス系の資格のため、講習という制度を利用できます。
講習を受けた後に検定試験に合格すると、国家試験の際に保安管理・学識が免除になるという制度です。
時間とお金に余裕があるのであれば講習を利用するのは大いに有りだと私は思います。
理由は下記の記事で紹介しております!
第一種冷凍機械は実は合格しやすい資格
ここまで私の体験をもとに勉強方法などを紹介しました!
第一種冷凍機械は出題範囲も冷凍機に限られており、テキストにも恵まれているため、工業系の難関資格の中では合格しやすい類になるのではないでしょうか。
簡単ではありませんし、勉強し始めはわからなすぎて嫌になるかもしれませんが大丈夫!
私もそうでした。
というかなんの資格試験でも勉強し始めが一番辛いです!
必ずだんだんわかってくるようになるので、それまで辛抱して勉強するのが重要です!
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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