第一種冷凍機械は検定と国家試験どちらが簡単か?検定のが簡単です!

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高圧ガス系の講習がオンライン化されてしまいましたね…

講師による「ここ大事ですよ」がなくなってしまい、講習を受けるメリットが減ってしまいました。

そうなると、お金と時間をかけてまで講習を受けるメリットが少ないため

「講習は受けずに、国家試験一発にかけようかな?」

と考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、

冷一の国家試験に落ち、次の年は講習を受けて無事合格した私の感想としては

講習を受けた方が絶対に楽!

だと思います。

この記事ではそう感じた理由を紹介します!

ちなみに令和4年度までの過去問などをみての判断なので、これから傾向が変わったとしても責任は取れません。

目次

冷一講習をオススメする理由。学識の問4が簡単!

国家試験でも検定でも共通なのですが、学識は記述式で5問です。

そして、その5問の出題分野も実はワンパターンです。

  1. 二段圧縮一段膨張or二段圧縮二段膨張
  2. バイパスor熱交換器
  3. 熱透過率
  4. 冷媒について
  5. 圧力容器の強度

この問4「冷媒について」の難易度が検定だとガクッと落ちるのでオススメなのです!

問4「冷媒について」国家試験の場合

国家試験の問4は計算問題ではないため簡単かと思いきや、けっこう厄介だと個人的には思います。

例えば

R22、R32、R134a、R290のうち、以下の項目に該当する者の冷媒番号をそれぞれに記せ。
・GWPが最も高いもの
・モル質量が最も大きいもの
・標準大気圧における沸点が最も低いもの
・臨界温度が最も高いもの

これを確実に正解するには各冷媒番号の特徴を暗記していなければならないんですよね…

冷媒番号のつけ方にはルールがあります。

ですから、炭素数・水素数・フッ素数などの簡単なことなら冷媒番号をみればわかるのですが、GWPとかモル質量までは読み取れません。

(もし良い覚え方があったら教えてほしいくらいでした)

問4「冷媒について」検定の場合

検定だと問4はこんな感じになります!

①~⑩内に最も適切な語句を、末尾の語句群より選び記入せよ。
・単成分ふっ素系冷媒の冷媒番号における下二桁の数字に置いて、一の位は①数を表す
・etc…

語句群→フッ素原子、水素原子、エチレングリコール…

なんと語句群つきの文章穴埋め問題です!

これは過去問を何度か解けば充分な内容となっています。

学識は問題数が少ないため、計算以外は確実にとりたい。

第一種冷凍機械(冷一)の学識は大項目で5問しかないため、簡単な問題を確実に正解しておく必要があります。

5問目にくる「圧力容器の強度」は国家試験、検定ともに簡単です。

それに加えて検定では4問目が語句群つきの文章穴埋め問題なのでさほど難易度が高くありません。

つまり、この2問だけで40%稼ぐことができるのです。

あとは3問中1問でも正答できれば合格、もしくはそれぞれの問題で部分点をもらえば60%に届かせるのはそう難しくはないでしょう!

国家試験では問4が覚えにくい数字とその特徴をひたすら暗記していないと解けない問題なので、点数稼ぎには向いていないです。

これだけでも合格への難易度が全然ちがいます。

冷一講習をオススメする理由。学識の問3も簡単!

令和元年~令和4年度の問題を見ての感想なのですが、問3の「熱透過率」関係の難易度も検定の方が簡単だと思います。

というか、国家試験は突然見たこともないような問題をたまに出してきます…

エコランドさんという冷凍機学習サイトに過去問がのっているのですが、令和3年度の問題なんか結構きついです。

第一種冷凍機械責任者 令和3年度 3問目

過去問だけで試験に挑んでいる私にはさっぱりわかりませんでした…

「必要であればIn 2=0.69…を用いよ」とか言われても…

その点、検定であれば数年分の過去問さえ解ければ何とでもなるような問題しか出ないため、そこまで難易度は高くありません!

学識の問1、問2、問5の難易度は国家試験も検定も変わらない

その他の問1、問2、問5については、国家試験も検定もそこまで難易度は変わらないと思います。

ついでに保安管理についても難易度は大差ないと思います。

ちなみに学識のオススメテキストはこちらです!

私は冷凍機3種、2種も持っていない状態でしたが、こちらのテキストで学識を攻略しました!

確実に合格したい方は講習を受けたほうが良いと思います

確実に合格したい方は講習を受けることを私はオススメします。

メリットをまとめると

  • 学識の問4が簡単
  • 学識の問3にひねった問題がこない(今のところ)
  • 法令の勉強を後回しにできる
  • 落ちたとしても国家試験まで時間がある

講習を受けるデメリットとしては

  • 金がかかる
  • 時間がかかる
  • 正直にいうと学識の問3、問4以外は難易度変わらないかも

こんな感じでしょうか。

講習も対面方式からオンラインになってしまったので、今までは会社を休んで講習に参加できていたのに、

これからは休みの日に講習のビデオを見なければなりません…(会社によるかもしれませんが)

お金と時間を犠牲にして学識の合格しやすさと、受験のチャンスを買うためのような講習ではありますが、

それでも国家試験の一発にかけるよりはプレッシャーも分散出来て私は良いと思うのです。

他の高圧ガス系の試験と比較すると範囲は冷凍機だけで狭いため、実は勉強しやすい国家資格です。

講習でも国家試験でもぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか!

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